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鬼きすブログ

休学⇒上京してライターインターンしてる大学生のブログ。

BIGBANG・G-DRAGONの紡ぎ出す言葉たち

K-POP Person

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世間では、BIGBANGって聞くとイケイケなイメージが強いですよね。
大体K-POPそんなに興味ない人にBIGBANGっていうとFANTASTIC BABYのマネしてきます。


かくいう私もそうでした。
そして私の大学受験期にBIGBANGのリーダー・G-DRAGONことジヨンがソロで発表した「CRAYON」から、BIGBANGに興味を持ち始め、BIGBANGの切ない曲の多さを知ります。


※ちなみにCRAYONは切な要素全くないです。むしろ従来のBIGBANGイメージに近い。

www.youtube.com

 

G-DRAGONとは

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本名クォン・ジヨン。1988年生まれ。BIGBANGのリーダーであり、BIGBANGのほとんどの曲を作詞作曲しており、プロデューサーの役割まで務めている。

カリスマと評されますが、一方でやることが可愛いアラサーです。

www.instagram.com

 というか弟たちが元気良いんだな笑

 

 ジヨンの繊細な心と、絶妙な表現力が分かる歌

ジヨンはCRAYONのように、自信に満ち溢れるような歌も作りながら、一方で自分の格好悪い姿も、傍から見たらふしだらとも思えるようなところまで、隠すことなくありのままを歌詞の中で表現します。
だからこそ大衆の共感を呼び、多くの方々に受け入れられてるのだと思います。

それでは、そんなジヨンの繊細な感覚が伝わってくる歌詞をいくつか紹介していきます。

 

 

TONIGHT

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「いつからだろう 興味の無くなった俺たち
無情になった最初の印象
そんな愛に俺は命をかけない」
「君に初めて会った瞬間が恋しい」
「僕の心の中 忘れてしまった君への記憶」


愛し合っていたのに互いに関心がなくなってきて、別れてしまった2人。寂しさを埋めるために多くの女性と関係を持つけれど、結局1人の女性のことを忘れることができない。
またこの曲は、哀しい歌詞でありながらのダンスナンバーなので、目でも耳でも楽しめます。


BLUE

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「この世に生まれ君に出会い

死ぬほど愛し
青く染まり冷えた僕の心
目を閉じても君を感じることができない」

私は当初この歌を「付き合い始めの頃はものすごく彼女のことを愛していたけど、時が過ぎて彼女への愛情が次第に薄れてしまった」様子を表しているのかと思っていたのですが、「危険だから君から離れてあげる」という歌詞があるんですね。「流れゆく雲に手放した愛」とも言っていますし、本当は、彼女のことが好きなままだったのでしょうか。

「自分は危険だから、彼女のことを思って別れた男性の曲だ」と解釈する方が多いのですが、私は「好きな気持ちがまだわずかにありつつ、以前ほどの愛情がなくなってしまった男性」という印象が消えません。「青く染まり冷えた」のは別れてからか、別れる前のまだ付き合ってる時期なのか。ジヨンさん何があったんですか。(問い詰めるのか)

MVの冬の光景が歌詞とマッチしており、心が冷え切ってしまった様子を視覚的にもうまく表しています。音楽も、自分の心と同じくらい青い空にある雲が、びゅんびゅん動いていて、その空の下を風を切りながら歩いているようなリズムです。
哀しい曲ですが、情景を表現する言葉が綺麗。

 

맨정신【メンジョンシン】
(しらふ)

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「愛がいい 友情がいいっていうけど 覚悟しろ 不意打ちを食らうから」
「やるべきことは沢山あるのにやりたいことは一つも無い」


これは「しらふでいたらツラすぎてやっていけない」という内容の歌。友情にヒビが入ったか、恋愛に失敗したとかで、気分どん底の人間を歌ってます。なのに、音楽はすごく明るい。最後なんてラララ言ってる。
「やるべきことは沢山あるのにやりたいことは一つも無い」というのが、私はすごく共感できる歌詞です。気持ちが沈んで何も手をつけられなくて、何に対しても好奇心が沸いてこない、打ちひしがれてる状況ですよね。

こういうことって「確かに、言葉にしたら私はそういう状態だったわ!」ということが分かるのですが、自分のその時の状態や気持ちを言葉で表現するのは私にとっては、まだ難しいことです。難しい単語なんて何ひとつ無いのに。それを言葉にできるのがジヨン・・・。



우리 사랑하지 말아요【ウリサランハジマラヨ】
(僕たち 恋するのはやめよう)

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「僕たち恋するのはやめよう まだよく分からないから
本当は少し怖いんだ ごめん
僕たち約束するのはやめよう 明日のことなんて分からないから
でもこの言葉だけは本心なんだ 君が好きだよ」

『明日のことなんて分からない・・・』というのは、明日になったらもしかしたら別の人を好きになるかもしれない、でも今は君のことが好きだ、ということなのかなと思っています。
本当は相手のことが好きなのに、今までの経験から、いずれやってくる別れに怯え、傷つくことを怖がっていることを歌っています。

「MADEシリーズ*1ではIF YOUが1番哀しい」と巷では聞きますが、私はこの曲だな・・・。歌詞の、どのフレーズも最高なんです。タイトルからしてストレートに切ないし。MVがまた、付き合ったばかり(付き合ってないにしても、お互いのことをすごく好きな状態)で初々しい感じがまた苦しい。歌詞が、それぞれの恋に終わりがやってくることを教えているみたいで。
まだ失恋したわけでもない段階の微妙な気持ちを言葉にできていることが凄いです。

 

2011年以降発表の歌詞にジヨンの表現力が現れてきていると思います。水原希子ちゃんと付き合ってからでしょうか。

 

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ジヨンは自分で作詞作曲しながらも、本当はこの歌を自分で歌うことさえ辛く感じているのではないかと思います。

あるインタビューで「失恋の曲を書くと、2か月後には付き合っていた彼女と必ず別れる。歌が自分に呪文をかけるみたいだ。」と答えたそうです。
だけど歌うこと、自分の考えを歌詞にすることが、彼の表現方法で、表現すること自体が彼の使命なのでしょう。

すごく、苦しいけども。

 

 

ジヨンの歌詞は、実は「男らしい」と言えるのかもしれません。

プライドが高く、わがままで、優柔不断で、デリケート。
一般的にいわれる男性像は、女性が勝手に作った理想なのかと思えるほどです。

ジヨンは男性の内面を、丁寧に正直に歌う、そんな人です。
彼の曲から、多くのことを学べる気がします。

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*1:2015年に発売されたBIGBANGのアルバム。5月から8月にかけて、「M」「A」「D」「E」のそれぞれが、毎月順番に公開された。これはBIGBANGがデビュー当初に毎月シングルを発表していた方式を9年ぶりに再び行ったプロジェクト。